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中古車購入の流れと注意点!知らなきゃ損するポイント徹底解説!

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いっきゅうです。

中古車は商品自体が千差万別で、価格も品質も一台ごとに異なり、新車とは選び方が全く異なります。

新車のように自分でオプションや色を自分で選ぶことができないので、なかなか「これ!」といった一台に出会えないこともあります。

売る方もわかっていて、こちらがちょっと興味を持つとすぐに察して「この車結構問い合わせが来るんですよね~」なんで言ったり・・・・

そうなるとつい勢いで“今買わないと!”と買いたくなるものですが、中古車の良しあしを私たち素人が判断することが難しいのも事実です。

 

実際に消費生活センター等に寄せられる中古車に関するトラブルの相談件数は、年7,000~8,000件あるそうです。
これは自動車関係の相談の半数を占めます。

そんな中古車探しについて、全体の流れの説明と失敗しないように注意する事項をまとめてみました。ぜひ参考にしてください。

 

中古車購入の流れ

まずはじめに、中古車購入の流れをごく簡単にご説明します。

基本的には下記のような流れになります。

中古車購入の流れ

    • 予算の確定・駐車場の確保
    • 中古車の選定・問い合わせ
    • 店舗訪問・実車確認
    • 見積もり・値引き交渉
    • 契約手続き
    • 必要書類の作成
    • 任意保険の検討・加入
    • 決済・支払い
    • 納車

それでは、それぞれの具体的な内容と注意点をご説明します。

予算の確定・駐車場の確保

ポイントは【最初に払える金額(車両代or頭金)】、【月々払える金額予算】、【駐車場の確認】です。

具体的な金額は車が決まってからでないと算出できませんが、とりあえずこの段階では

  • 最初にいくら払えるか?
  • 月々いくら払えるか?
  • 駐車場の制約はないか?

を把握しておきましょう。

月々の支払いはローン以外にもかなりの額が発生します(ローンの支払額は車にかかる月々の費用のほんの一部です)。
機械式駐車場はサイズの制限があります。特に車高は注意が必要です。
都心ではどの駐車場にするかが月々の支払い額に大きな影響を与えます。

 

中古車の選定・問い合わせ

予算がある程度決まったら車の選定です。
ここでのポイントは【実際に見に行ける信頼できる業者から選ぶこと】そして【予算に収まるか確認】です。

実際に見に行ける信頼できるお店の中から選びましょう

ネットや雑誌では全国の中古車情報を得られますが、実物を見ずにネットやメールだけで中古車を注文するのは慣れないうちは避けた方が良いです。その為、まずは実際に足を運べるエリアで検索をしましょう。

また、中古車販売店には残念ながら品質の良くない中古車をわからないようにわざと販売するお店もあります。
そして悪質な中古車屋および中古車両を我々素人が判別することはとても難しいです。
そのため、第三者の評価機関・格付け機関を利用しましょう。
具体的には グーネット(Goo-net)やカーセンサーの認定制度です。

GOO鑑定・カーセンサー認定は中古車店とは直接関係ない第三者のプロの鑑定士が様々なチェック項目を確認して認証するサービスです。
これらを利用すれば事故車やメーターの巻き戻し車両などをだまされることはないかと思います。

メーカーの認定中古車も選択肢の一つだと思います。こちらは自動車メーカーとしての信用を担保にしておりますので、新品同様とはいきませんが、インチキをせずに、一定の水準以上の車を保っています。

 

実際に消費生活センターへ相談の合った事例ですがの相談内容の1例ですが、

  • 数年前に購入した中古自動車を売却しようとしたら、事故車であることが判明した。販売時の査定がかなり低くなるという。対応方法を知りたい。
  • インターネットで知った業者に電話して事故歴のない中古車を購入し陸送で届けてもらったが、届いた車が事故車だったので解約したい

なんて冗談のような話ですが実話です。

 

車両価格・維持費が予算に収まるか確認しましょう

車両の価格は最低でも乗り出し価格で、維持費は車検なども踏まえて確認すること

候補に挙がった車両を、それぞれかかる費用や価格などを調べ予算に収まるか検討します。

一番に検討するのは車両価格そのもので、皆さんも選ぶ時点で車両価格又は支払総額をある程度考慮されているかと思います。

ここで注意すべきは価格の内容です。

車は車両価格の他に法定手数料【自動車税・自賠責保険】と販売店手数料【名義変更にかかわる費用】がかかります。

これらすべてを足した金額を【乗り出し価格】や【支払総額】などといい、通常はこの金額も記載せれています。

必ずこの金額を把握してください。

もし、【乗り出し価格】や【支払総額】を明示していない業者がありましたら必ず確認してください。特に注意しなければならないのはセールスの手段として車両価格を値下げし、安さをアピールしながら、その分高い諸経費を請求する業者です。

また4月になると新年度分の自動車税が加算されその分価格が上がります。年度末決算の業者は「4月になると値上げする」と言ったります。間違ってはおりませんが、5月入ればすぐに1年分の納税通知書がきますので結局は同じです。慌てるポイントではありません。

 

現金払いの方は車両本体+登録手数料の合計額が購入時の支払い額となり、後は維持費としてとして月々の支払があります。

ローンを組まれる方は最初に頭金を支払い、月々の支払い(自動車ローン)と月々の維持費の支払いとなります。

維持費として考慮するのが

【各月コスト】   駐車場代 燃料代+有料道路利用料(もしあれば)

【数ヶ月毎コスト】 オイル交換(ターボ車は必須)

【毎年1回コスト】 1年に一度かかる自動車税 任意保険料

【隔年1回コスト】 車検代・自動車重量税・自賠責保険

などです。

燃料代についてはネットで実際の燃費をUPしているサイト(e-燃費)がありますのでそれらを参照してください。

また遠出をして有料道路を使うと結構利用料が高かったりします。
初めて車を持たれる方はナビタイムやグーグルマップなどで行ってみたいところを調べてみて有料道路利用料を見ておくのもお勧めです。

自動車税及び車検にかかる費用は以下の通りとなります。

自動車税

自動車税は料金体系が簡単で以下の通りとなります。

車検にかかる費用

車検は法定費用として自動車重量税・自賠責保険に50,000~60,000円を足した金額で見ておけば、とりあえずは大丈夫でしょう。

自動車重量税は自動車税と異なりちょっと複雑になります。

自動車重量税については計算サイトがありますのでサイトを利用してください。

自動車税計算ツール

自賠責はとても単純で2年車検で下記のようになります。

軽自動車  25,070円(24ヶ月)

普通自動車 25,830円(24ヶ月)

車の代金およびかかる費用も条件をクリアしたら、今度は実際に店舗を訪問し、実車を確認しましょう。

店舗訪問・実車確認

ここでのポイントは【必ず実際の車を確認すること】と【整備・保障について詳しく確認すること】です。

車は実際に現物を確認しましょう。

ある程度候補が絞れたら実際の店舗を訪問し実車を確認しましょう。

第3者機関の認証を取れていたら車の質に齟齬はないでしょうが、ネット・雑誌で見るのと実際は大きく異なることもあります。
(必ず第三者機関が発行する「中古車鑑定書」は見せてもらいましょう。)

必ず運転席に座ってください。
見たり座ったり触ったりして違和感を混じたりしたものは納得するまでよくチェックしましょう。
ただ機器の動作チェックなどは必ず店員さんにやってもらうか、操作を聞きながらやりましょう。

整備・保障については詳しく確認しましょう。

新車と異なり、中古車は整備と保証が肝といっても過言はありません。点検整備状況と補償内容については

  • 整備はどこまでやっているのか
  • 保証はどんな内容なのか

この2点を必ず確認しましょう。

整備について

ここを納得できるまで説明してくれないお店はパスした方が良いと思います。
良い中古車屋さんはあなたから聞かなくても整備の内容について詳しく説明してくれます。
どのような整備を行ったのか、部品は何を交換したのか、が全て分かる「整備記録簿」を見せながら説明してくれる店舗なら安心出来ます。

また点検・整備を行わない現状販売という条件の車両もあります。
こちらは通常別途お金をかければ点検・整備をしてくれます。
どうしても気になる1台の場合は点検・整備を依頼した(追加費用発生時の)金額で検討しましょう。

保障について

中古車の保証は大きく4パターンあります。

保証無し現状販売

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一切の保証はありません。よほど車に詳しい業界の方とかでなければ手を出すべきではありません。

納車後1,000km以内・もしくは納車後1ヶ月以内

文字通り納車後1,000km以内・または納車後1ヶ月以内までのどちらかまでで終了。
こちらの手を出さない方が良いです。

販売店オリジナル保証・納車後1万km・1年間有効

ユーザー目線の個人店などが独自に行っている保証。
保証料が別途かかったり、車両代や諸経費に織り込まれています。
その車の事を分かっていて、顔が見えるサービスなのですが、遠方にドライブしたときなどレッカー代がかかったり、保証を受けられない可能性があります。あまり地元を出ない方などにはいいサービスかも知れません。

大手保証会社と店舗提携の手厚い保証

大手保証会社の全国提携店舗・工場での補償が受けられるサービスです。
新車のメーカー保証レベルの手厚い保証が受けられるサービスですが、安価で保証を受けられるケースはまれです。
保証料として外出しになっていなければ、車両代や諸経費に織り込まれています。

保証会社と直接提携していない中古車販売店でも、グーネット(Goo-net)保証、カーセンサー保証という「保証会社の保証」を付けられますが、価格が10万円前後となります。

保障については1・2はお勧めできません。

なお、故障時のレッカー代については任意保険にてカバーすることも選択の一つですが、保険会社によって色々と条件がありますのでよく確認をしてください。

ちなみに下記は、整備・保証についてしっかり確認をしておけば防げであろうクレームです。

  • 中古車購入直後からエンジンに不具合が生じ、1日で動かなくなった。業者に修理すれば直るが修理代は負担するように言われ、不満だ。
  • 中古車店でトラックを購入したが、オイル漏れがひどくエンジン交換が必要とのことだ。これから交渉する際の注意点が知りたい。
  • ドイツ製中古輸入車を購入したが納車1時間後からアクセルが重く感じ、赤信号で停車するたびにエンストした。現在修理しているが、解約したい。
  • 中古車販売店で中古軽自動車を購入した。車検を付けて引渡す条件だったのに車検を通すための修理代の一部を請求された。払いたくない。
  • 中古車を購入したが契約当時の車両状態についての説明が実際と異なり、高額な修理費が必要となった。返品するので返金してほしい。
  • 中古車の引渡しを受けて自宅に戻る途中、白煙を上げて車が動かなくなった。返金を求めているが販売業者が応じない。

なんだか冗談のような話ですが、これらは消費生活センターで代表的なトラブルの一つとしてHPで掲載されている実例です。

見積もり・値引き交渉

ここでのポイントは見積もりは項目別に料金の明示してもらう事です。時間に余流があれば行政手続きを自分で行い値引いてもらうのもアリです。

実車確認をして問題なければ正式に見積もりを出してもらいます。

見積もりを確認する上で知っておくべきこととしては、中古車の購入費用の内訳です。

2.中古車の選定でも書きましたが中古車の価格は車両本体価格の他に

諸費用(1):法定費用(自動車税・自動車所得税など、国が定めた費用)
諸費用(2):販売店手数料(代行費用とも呼ばれ、名義変更・納車費用などの手数料を含めたもの)

この2つがかかります。

このうち、諸費用(1)は車種によって国が定めたものなのでどこでも同じですが、諸費用(2)は販売店によって異なります。
これらをすべて含めた合計価格(乗り出し価格)についていなければ点検・整備と保証を加えた額で検討しましょう。

諸費用(2)については車庫証明書の取得や名義変更等を自分で行い、その分下げもらうという選択肢もあります。平日時間が自由になる方は選択しの1つだと思いますが、忙しい方にはあまりお勧めはしません。理由は警察・陸運支局ともに平日の日中しか受け付けていないからです。

その為にも見積書は必ず項目別の金額を提示してもらいましょう。そうしないと料金の値引きや追加サービスの加減があやふやになります。

納車費用一式・出精値引きなどは要注意です。

また、自動車販売店は損害保険会社の代理店を兼ねているところが多く、任意保険を加入してくれる条件で値引きをしてくれる所があります。

任意保険は商品内容が各社同じではありません。保険の内容を十分に吟味し、販売店で値引きとセットで付保した方が良いのか、それとも格安のネット損保にするかもしっかり比較してください。

値下げの事ばかり申し上げましたが、保険については万が一に備え、保証に重点を置いたそれなりのコストもかかる保険を選ぶといった選択肢も十分にありだと思います。

値引きはダメもとでも一度はぜひ聞いてみましょう。
値引きがダメならば燃料の満タン渡しや洗車・コーティングなど、聞いてみるだけは無料ですので聞いては見るべきだと思います。
あと他店と比較していることは正直に伝えることをお勧めします。(ただし伝え方を間違えると逆効果になります。お客様は神様ではありませんのでご注意を・・・)

業者はその車の希少性や問い合わせの多さなどで対抗してくると思いますが、ここで浮き足立てば負けです(苦笑)

契約手続き

納得できる見積もりが出そろえば、あとはどの車にするか選択し、契約手続きへと進みます。

どの車を選ぶかは正解はありません。本人が満足していれば正解でいいと思います。

ここでのポイントはどんな細かいことでも、納得いくまで十分に聞いください。

決して安い買い物ではありませんし、というか、かなりの高額商品です。自動車の専門家でない我々が神経質になるのも当然です。

契約書は通常販売店側が準備します。悪質な販売店で契約書の細部を見逃し、のちのちトラブルになるケースは実際にあります。記載事項に不明な点があれば、必ず納得いくまで説明してもらいましょう。

ここで大丈夫ですから、と言って流したり、のらりくらりとかわすようなお店は疑う余地ありです。

契約に必要な書類については、次の6.必要書類の作成をご覧ください。

 

必要書類の作成

中古車の必要書類と準備物には以下のものがあります。

必要書類と準備しておく物
実印(事前に準備しておく)
印鑑証明書(事前に準備しておく)
車検証(自動車検査証・販売店から受け取る)
委任状(契約時に記入)
車庫証明書(販売店委託か、自分で取ることも可能)
住民票

事前に用意しておいた方がスムーズに購入手続きが進むものと、購入時に作成するものがあります。前者については、前もって準備しておきましょう。

私もそうでしたが、初めての実印使用は車の購入でした。

実印をお持ちでない方、早めに実印登録を済ませておきましょう。

住民票や印鑑証明は3か月の期限があります。あまり早く準備すると二度手間になります。

委任状は名義変更や車庫証明取得の行政手続きに使用します。
これらは購入者本人でもできますので代行費用と自身の忙しさとを天秤にかけて判断しましょう。
(それほど難しい書類ではありません。)

また代行してくれるとしても行政への提出のみで、賃貸の車庫なら大家からの書類受け取り、自宅の車庫なら地域の警察の確認等自分で対応することはありますのですべてお任せではありませんのでご注意ください。

 

任意保険の検討・加入

ポイントは任意保険は必ず納車前に入りましょう。

新車に比べ中古車の場合、任意保険の加入割合はかなり低いようです。
しかし大きな事故を起こしてしまうと自賠責保険だけではどうしてもまかないきれません。

自賠責の場合、「障害による損害」の支払い限度額は120万円となっており、それ以上の治療費、慰謝料、休業損害の補償等々が発生したら別途自分で用意しなければなりません。

これは任意保険でなければ通常は手当できない金額です。

ネットで保険を申し込もうとすると事前に車検証の情報をもらわないと付保できません。

保険の内容によってはアドメーターの数字が必要だったりします。

こちらは遠慮せず必ず情報をもらい、付保してください。

あとで申し込もうと思うとつい忘れたり、引き渡しから自宅までの間で事故を起こしてしまったりと色々あり得ますので保険は必ず納車前に手配・付保しましょう。

決済

支払い方法には、大きく分けて3種類があります。

  • 一括支払での振り込み又は店頭での現金払い
  • クレジットカードでの支払い
  • 金融機関・販売店のローン・分割払い

クレジットカードでの支払い
中古車の購入でも、条件が合えばクレジットカードでの支払いが可能です。そのためには、クレジットカード支払いに対応している販売店を探すことが必要です。

金融機関・販売店のローン・分割払い
それぞれ、借り方やメリットに違いがありますが、金融機関で組めるローンは、中古車販売店のローンよりも金利が低い傾向があります。
また自動車ローンそのものが他のローンより金利が低い場合があります。
他の借り入れ全体を考慮して検討しましょう。

うまく活用すれば、よりお得に中古車を購入することができます。

 

納車

ここまで来たら後はいよいよ納車です。自宅に届く・取りに行くのを楽しみに待ちましょう。

車は早く手にしたいものです。
私自身急ぐあまり仕事を終わってそのまま直行したこともありますが、こちらはおすすできません。
つい急ぐあまり説明をきちんと受けず後で困ったり、夕方以降は日が暮れて外装チェックが十分でなかったりします。
特に傷等は引き渡し時に確認が取れないと、あとで見つけてもすべて自己対応となります。

十分に車両の確認をする。納得いくまで説明を受ける

その為にも時間に余裕がを持たせ、明るい時間に納車をしましょう。

 

まとめ

いかがでしたか。

今回は、中古車の購入で知っておくべき流れと注意点・ポイントについてお話しました。

最後にもう一度、中古車購入の流れをまとめておきます。

  • 予算の確定・駐車場の確保
  • 中古車の選定・問い合わせ
  • 店舗訪問・実車確認
  • 見積もり・値引き交渉
  • 契約手続き
  • 必要書類の作成
  • 任意保険の検討・加入
  • 決済・支払い
  • 納車

「失敗は成功の基」といいますが、高い買い物のクルマで失敗はしたくないですよね。

今回、消費生活センターの苦情事例なども参考にいくつかの実例も紹介しました。

ぜひこの記事も参考にしていただいて、皆様の楽しいカーライフのお役に立てれば幸甚です。

 

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