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燃費を向上させる運転について!エンジンタイプでポイントは全く違います。

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いっきゅうです。

車通勤で毎日運転しているのですが、実はカミさんよりガソリン代の定額支給(不足分はこずかいより持ち出し)を宣言され、ガソリン代の節約が超重要事項になってしまいました。(汗)

と、言う訳で今回はコストセーブの王道、燃料を使わない方法省エネ運転についてです。

省エネ運転というとエコドライブと言う言葉を思い浮かぶ方もいると思いますが、エコドライブは環境問題からの言葉であり、エコはエコノミカル(経済的)でなくエコロジー(環境)のエコです。(私も勘違いしていた一人です)

ただ、内容としてはエコノミカル ドライブと称しても全く問題ない内容です。

このエコドライブの具体的内容として警察庁、経済産業省、国土交通省及び環境省が平成15年に作成したのが下記10項目です。(各項目の詳細を知りたい方はこちらへ→環境省エコドライブ10のすすめ )

1. ふんわりアクセル「eスタート」
2. 車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転
3. 減速時は早めにアクセルを離そう
4. エアコンの使用は適切に
5. ムダなアイドリングはやめよう
6. 渋滞を避け、余裕をもって出発しよう
7. タイヤの空気圧から始める点検・整備
8. 不要な荷物はおろそう
9. 走行の妨げとなる駐車はやめよう
10.自分の燃費を把握しよう

この10項目はできるかぎり徹底しましょう。(私は早速積みっぱなしのタイヤチェーンをおろしました。 についてはこちらもご参照を→ カーエアコンと燃費について )

さてここで注意しなければならないのは 1. ふんわりアクセル「eスタート」 です。

具体的には

発進するときは、穏やかにアクセルを踏んで発進しましょう(最初の5秒で、時速20km程度が目安です)。日々の運転において、やさしい発進を心がけるだけで、10%程度燃費が改善します。焦らず、穏やかな発進は、安全運転にもつながります。

環境省HPより

 

エンジンタイプにより、アクセルワークで燃費は変わります。

乗用車の大半はガソリン車です(ディーゼル車は1%未満 BOSCHプレスリリースより)このガソリン車、エンジンタイプは大きく3つに分かれます。

・NA(自然吸気エンジン)
・ターボ車
・ハイブリッド車

日本ではとてもハイブリッド車が人気があります。実際乗用車の新車登録の割合はハイブリッド車・電気自動車は20%以上だそうです。この割合は年々増えており、日本ではエコカーの主流はトヨタ・プリウスを筆頭とするハイブリッド車ですが、世界的にはもう一つ潮流があります。

ドイツのフォルクスワーゲンを筆頭として欧州車ではターボ(ダウンサイジングターボ)が主流となっています。
(日本でもホンダのステップワゴン・スバルのレヴォーグ他各社が出しております。)

このハイブリッド車、ターボ車はベースはNA(自然吸気エンジン)です。NAにモーターの補助をつけたのがハイブリッド車、NAの排気エネルギー回収装置をつけたのがターボ車です。

ハイブリッド車とダウンサイジングターボ、この二つはNAからそれぞれの特性が真逆の方向に延びているのです。

ハイブリッド車
一番燃料を消費する発進・加速をできるだけモーターを使います。また減速・ブレーキ時のエネルギーを電気に変え発進時の電源の一部にします。

エコドライブのポイント!
発進・加速にモーターの出力を最大限利用してできるだけエンジンの利用を少なくすることがポイントです

ダウンサイジングターボ
通常のエンジンより1ランク下げた小型エンジンを積み、排気エネルギーをターボチャージャーと言う機械で利用をします。
(旧来の最高速を求めるスポーツカーのターボとは全くの別物です。)

エコドライブのポイント!
ダウンサイジングターボの一番燃費が良いのは巡航(一定の速度で走ること)になった時です。
トルクを生かして加速してなるべく早く巡航に入ることがポイントになります。

 

ダウンサイジングターボはトルクを意識して加速・巡航へ

 

VTECターボエンジン

ハイブリッド車は発進・加速をモーターで始めます。モーターとエンジンの力関係は "モーター" <  "エンジン" のため、モーターで補いきれない急発進・急加速でなければモーターを可能な限りつかうためノロノロに下限はありません。(モーターの電力消耗は別として)

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一方ダウンサイジングターボはあまりにもゆっくりした加速が良くない理由が2つあります

①巡航の距離が少なくなること。

②あまりにも遅い加速はエンジンだけでは効率が悪いこと。

具体的に説明します。

①巡航の距離が少なくなること。

ダウンサイジングターボの一番燃費の良いタイミングは巡航時です。ですからゆっくり加速をし続けることは巡航(1番燃費のいいタイミング)で走る距離・時間を少なくするという事です。

②あまりにも遅い加速はエンジンだけでは効率が悪いこと。

エンジンは回転数によりトルク(回す力)が決まります。

そのため、ある程度回転数を上げると効率的になりますが、アクセルを絞りすぎると回ろうとしているエンジンを抑えながら走ることになり、ここでロスが生じます。ハイブリッド車のようなノロノロ運転はブレーキをかけながらアクセルを踏んでいるようなもので効率が悪いのです。

ダウンサイジングターボはタービンを小型化したことにより、低速からトルクがでますのでこの特性を利用して加速をしできるだけ早く巡航に入ることがポイントです。

ちなみにターボ車のなかで、旧来からのスポーツカーについて述べませんでした。こちらはターボの設定が最高速・馬力に焦点を当てているため、(燃料の直噴システムやバルブの電子制御等の技術革新により格段に進歩はしていますが)燃費は二の次になっています。

旧来のターボから新しいダウンサイジングターボへの変化の内容・進化についてはかなりの量になるので今回は割愛させていただきます。

スバル・レヴォーグ開発担当の熊谷GMもインタビューで

ハイブリッドには燃費で対抗するのではなく、航続距離ですね。航続距離は意識しています。ハイブリッド車は、町中の燃費はものすごく良いのですが、高速に行くと少し微妙になるでしょう。レヴォーグは満タンで高速道路に乗ってどこまで走れるかをハイブリッドと競争したら、絶対に勝てるようにしたかった。だから1.6リットルの直噴ターボを開発する際の合い言葉は、「1タンクで1000キロ走る」でした各車の使用によりますが、1500から2000回転の間(ステップワゴンは1600~、レヴォーグは1800~)位からトルクがピークになるようです。

 

と巡航時の燃費をセールスポイントとしております。

ちなみにステップワゴンを購入するときにディーラーから「ゆっくり加速するエコドライブでなく、ぐぐっと踏み込んだ方が燃費が良い」とアドバイスを受けたので、このアドバイスについてホンダへ問い合わせをすると

四輪販売店(Honda Cars店)からご案内している、「ゆっくり加速するエコドライブでなく、ぐぐっと踏み込んだ方が燃費が良い」は、ターボ車の特性として考えられる運転方法でございます。

との返事がありました。

具体的な回転数・速度などについては各車の設定・重量・乗車の人数などなのにより変わりますので1つの数値ではありませんが、上記を踏まえたうえで瞬間燃費計を見ながら運転してみてください。

きっと1段上の燃費で走れると思いますよ。

 

POINT‼
①ハイブリッド車は 1. ふんわりアクセル「eスタート」 をより重視
②ダウンサイジングターボは 2. 車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転 を重視

 

 

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